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ξ゚⊿゚)ξぬいぐるみのようです+1本

元々テーマ決めてショートショートでスレ立てるつもりだったけど色々あってつまったので投下。
なんでおまけでもう一本。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


当時、私の友達はクマのぬいぐるみだけだった。


ξ゚⊿゚)ξ「今日はおままごとをしましょうね」

(・(エ)・)

ξ゚ー゚)ξ「クマは旦那さんの役よ」

(・(エ)・)

ξ゚ー゚)ξ「よしよし」



ξ゚⊿゚)ξぬいぐるみのようです






私はハーフだった。
小さい子供達からすれば髪の色が自分達と違い、くるくるとしたパーマなど畏怖の対象だったのだろう。

色々といやがらせを受けたりもしていた。
子供というのは無邪気だがそれ故に大人以上に残酷な面もあるのだ。


(-@∀@)「おいガイジンがきたぞ!」
  _
( ゚∀゚)「ガイジンはこっちくるなー」

( ^Д^) 「くるなー」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

ξ゚⊿゚)ξ「こっちで遊びましょうねー」

(・(エ)・)

いじめっこたちにそんな言葉をぶつけられる度に私はクマに話しかけたりしていた。

私の友達はとにかくクマだけだったのである。



ある日の事だ。
いじめっこたちにクマのぬいぐるみを取られた。

ξ;⊿;)ξ「返してよ!」

(-@∀@)「やーだね」
  _
( ゚∀゚)「こんなんこうだ!」

( ^Д^) 「こうだ!」

そう言うと彼らは地面にぬいぐるみを叩きつけた。
雨が上がった翌日の、近所の公園での事だった。

みるみる内に泥がぬいぐるみについていく。



ξ;⊿;)ξ「やめてったら!」

(-@∀@)「いやだよ!」
  _
( ゚∀゚)「こうだ!こうだ!」

( ^Д^)「げしげし」

何度も何度もぬいぐるみは踏まれた。
彼らに蹴られ、踏みにじられ、泥まみれだ。

でも、不思議な事が起きた。

(・(エ)・)クルッ

(;-@∀@)「え?」



起き上がりこぼしみたいにぬいぐるみがその場に座りなおしたのだ。
いや、座った状態に気付いたらなっていたというべきか。

いつのまにか泥なんかも落ちていじめっ子達に触られる前の状態になっていたのだ。

(;-@∀@)「け、蹴り足りないんだ!きっとそうだ!」
  _
(;゚∀゚)「そ、そうだ!」

そういって何度もいじめっ子達はぬいぐるみを踏みなおす。

でも、

(・(エ)・)クルッ

っと気付くと元の状態になっている。



(;-@∀@)「こ、こんぐらいにしといてやる!」
  _
(;゚∀゚)「こんなん構ったってつまんねーしな!」

(;^Д^)「な!」




ξ;⊿;)ξ

(・(エ)・)クルッ

ξ;⊿;)ξ「大丈夫・・・なの?」

クマのぬいぐるみは何も言わなかった。


そんなことがあってからもいじわるは続いたし、ぬいぐるみを地面にたたきつけられたりした。

だけど

(・(エ)・)クルッ

なにがあってもぬいぐるみは何もなかったかのように元の状態になっていたのだった。


やがて私は小学生になった。
小学生になってもそのぬいぐるみはお気に入りで、
流石に持ち歩いたりはしなかったが部屋に飾っていた。

三年になってクラス替えをした時のことだった。

( ^ω^)「綺麗な色の髪をしているお!」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

私に話しかけてきた男子がいた。
どうせいつものみたいにいじわるをしてくる人だろう。
初めはそう思って無視をしていたが話を聞いているうちに、
どうやら本当にそう思っているのがわかった。

( ^ω^)「僕は内藤だお!みんなにブーンってよばれてるお!」

ξ*゚⊿゚)ξ「わ、私はツン・・・」

その日私に初めて友達が出来た。


家に帰ると、

ξ゚⊿゚)ξ「あ……」

(※(エ)メ)

クマのぬいぐるみはボロボロで、泥まみれになっていた。

今までの傷が一度に出てきたみたいに。





どういうことなのか、大人になった今でもそれはわからない。

でも、



(・(エ)●)

ξ゚ー゚)ξ「海賊みたいでかっこいいじゃない」

そのぬいぐるみは今も私の家にある。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
タイトル無し
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



僕が遅刻しそうな時にその道は現れた。

最初に見たのは小学ニ年生の時だった。

(;´・ω・`)「遅刻しちゃう・・・」

うっかり寝坊してしまい僕はあわてていた。
今まで遅刻をしたことが無かったのでこのまま皆勤賞を狙っていたのだ。

いくら走っても到底間に合いそうにない時間だった。

そんな時だった。

(´・ω・`)「ん?」

違和感を覚えた。
どこか通学路がいつもと違って見えたのだ。

(´・ω・`)「あ……」

そこで気付く。
普段無い道がある。

(´・ω・`)「……」

なぜだろう。
遅刻しそうで、とてもそんな物を気にしている場合じゃないのに。

僕はその道になぜかとても興味を持った。

(´・ω・`)「……」

ふらりとその道へと入る。

( <●>)

単眼の男がいた。
いや、男かどうかはわからない。
成人男性くらいの背丈で、スーツを着ていた。

(´・ω・`)「あの……」

不思議と恐怖は無かった。

この道のことはこの人に聞けば良い。

根拠も無く、そう思った。

( <●>)「……」

彼……と言っていいのかわからないが彼が僕に手を差し出してきた。
僕に手を取るように言っているように感じ、

(´・ω・`)「よろしくおねがいします」

僕は彼の手を取った。

手をひかれどんどん歩いていく。
しばらくするとT字路があった。

( <●>)「……」

そこで彼は左へ曲がる道を指差した。

(´・ω・`)「そっちは学校?」

( <●>)フルフル

彼は首を横に振った。

(´・ω・`)「僕、学校に行きたいんです」

( <●>)「……」

( <●>)コクリ

そうしてその道を右へと進むとすぐに学校へと出ることが出来た。

(*´・ω・`)「うわあ!凄い!まにあったよ!」

そうして僕が感謝の言葉を言おうと振り返ると、

(´・ω・`)「いない……」

既に彼はいなかった。
道も無くなっていた。


それからも事あるごとに僕は彼と道に遭遇した。
何か僕がどうしても急いでいる事があると、その道が現れるのだ。

そして彼と手をつないでその道を進む。
だけど必ずT字路に行くと。

( <●>)「……」

左の道を指差して「こっちに行かないか?」とでも言いたげに僕を見るのだ。

(´・ω・`)「そっちは学校に行けるのかい?」

そういうと彼は決まって

( <●>)フルフル

彼は首を横に振るのだ。
彼は絶対に僕をむりやりそっちへ連れて行ったりはしない。

ただ彼は毎回必ずそこへ誘うのだ。
僕は絶対そっちへ行ってはいけない気がしていた。
なぜだかはわからないがそんな気がしていた。

やがて段々と彼と道を見ることが少なくなっていって、

僕はそれを見ることが無くなった。



(;´・ω・`)「ええ?交通機関が全部ストップ!?」

(;´・ω・`)「なんとかならないんですか!?今日試験なんです」

僕が大学受験の時の事だ。
前日から激しく振り続けた雪のせいで交通機関が全部止まってしまったらしい。

落とせない試験だった。
なにせこの日のためにひたすら努力してきたのだ。

(;´・ω・`)

走った。
試験会場までは何らかの交通機関を使わないと絶対間に合わない。
何せ電車でも一時間程度かかるのだ。
ただ、それでも僕は走った。

その時だった。

( <●>)

彼がいた。

彼は何も言わずに僕の手を引いた。
依然と何一つ変わらずに、

( <●>)「……」

T字路では道について僕に尋ね、
いつものように試験会場の前へと連れてきてくれた。

(´;ω;`)「ありがとう!僕がんばるよ!」

それから彼を見ることは無かった。


* * * * *

規則的だった機械音が少しずつゆっくりになって来た。
ベッドで寝ている僕はその音を聞きながらこの世との別れが近い事を知った。

目を開いているはずなのに視界はぼやけ、周りの機械類も、
いるであろう家族の顔を見えない。

先日生まれた孫に何か買ってやりたかったがどうやら無理そうだ。

ただ、少しづつ速さが緩やかになる機械音だけが聞こえた。

(´‐ω‐`)

目をつむる。
ああ、そろそろなのだな。

そんな事を思っていたら小さな足音が聞こえてきた。

(´・ω・`)

目を開ける。
何も見えないはずのそこには

( <●>)

彼がいた。

彼が僕の手を引く。
不思議と体は軽かった。

懐かしい道を歩いた。
それは僕が子供の時に幾度となく僕を助けてくれた道だった。

そして、

( <●>)

彼がいつものT字路で、指をさした。

(´・ω・`)「うん、行こう」

僕は初めて同意した。
彼に手をひかれて歩く。
その時僕は初めて自分が子供の時の姿に戻っているのを自覚した。

(´・ω・`)「ねえ……」

( <●>)「……」

彼は答えない。
ずっと彼は首を横か縦に振って、イエスかノーかしか答えなかった。
そんな彼にこう僕は質問してみたのだ。


(´・ω・`)「         」

そして

( <●>)「         」


(*´・ω・`)「そっか、ありがとう」


僕は彼とその道をずっと歩いて行った。

ずっと、ずっと。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
おわり。
不安の種読んでホラーじゃない版みたいのを書こうと思ったんだ。



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