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「盗作」のようです 

スレで起きた盗作騒ぎから思いついた話

669 :「盗作」のようです:2010/07/27(火) 16:06:56 発信元:123.108.237.30
あるネット上の創作コミュニティでの出来事である。


('A`)カタカタ


男はそのコミュニティで公開される作品を心待ちにする読者の一人だった。
下火だなんだと言われていたが複数人の作者が日々公開していく作品を楽しく読んでいた。


('A`)「おや?」


何やらサイトの掲示板で議論が起きていた。

何が起きているのだろうか?

男は不思議に思い過去ログを漁りはじめた。


670 :「盗作」のようです:2010/07/27(火) 16:08:09 発信元:123.108.237.25

('A`)「なるほど」


何が起きたかはすぐにわかった。
どうやら盗作騒ぎがあったらしい。
それは数日前に公開されていた短編で男も掲示板に面白いとコメントを書き込んでいた。


('A`)「とんでもないことをするな。一体何が目的でこんなことを」


盗作をした作者に若干の失望を覚えながら掲示板にアップロードされたソースを見る。
どうやら市販されている小説らしかった。


「面白そうだな、買ってくる」

「俺も買おうかなぁ」


掲示板の書き込みには盗作元に興味を示すコメントがいくつかあった。

 
 
671 :「盗作」のようです:2010/07/27(火) 16:10:18 発信元:123.108.237.25

('A`)「ふむ」


男は考えた。
盗作ではあったが、その作品は確かに面白かった。
盗作元の本を買うのも良いかもしれない。


('A`)「どれ、買ってみようか」


その日のうちに本屋へ行き、件の本を購入した。
自宅へと帰り、その本を読む時間はなかなか有意義な時間と言えた。


('∀`)「面白かったなあ」


読み終わり、男は満足して床に着いた。




672 :「盗作」のようです:2010/07/27(火) 16:12:07 発信元:123.108.237.26

しばらくしてその本はベストセラーになった。
どうやら口コミで広がりヒットしたらしい。


('A`)「あれは面白かったからな。納得だ」


男はそう思った。

数日後の事だ。
男は別の創作コミュニティの過去作品を読んでいた。


('A`)「おや?これはあの作品じゃないか」


以前盗作された作品がここでも盗作されていたのだ。
掲示板の過去ログを見るとそこでも盗作元を指摘されていた。


「面白そうだな、買ってくる」

「俺も買おうかなぁ」


どうやらそこでも盗作元に興味を示す人が何人かいたようだ。


675 :「盗作」のようです:2010/07/27(火) 16:14:08 発信元:123.108.237.21

それから数日後、さらに別の創作コミュニティを男が見た時の事だ。


('A`)「なんてことだ!ここでも盗作されているじゃないか!」


前の二件と同じやり取りがそこにはあった。
憤っていた男だか、ふとある事を思いつきネットサーフィンを再開した。


('A`)「おかしい、どこのサイトでもこの作品は盗作されている」

そう呟き、男は少し考えた。
確か、口コミで広がった作品だったっけ……
ひとしきり考えた後、男は再び呟いた。


('A`)「もしかしたら盗作ではなかったのかもしれない」


「盗作」のようです おしまい


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